共働きでお忙しい日々を過ごしていたご夫婦は、平日に料理をする時間がほとんどなく、キッチンをコンパクトにしたいとお考えでした。そこでリビングとして使っていたスペースの一角にアイランド型キッチンを設け、複数人でも作業がしやすく、家族も料理を手伝えるようにプランニング。

キッチンの吹き抜け下には家事スペースを配置し、ここで奥様は煮炊きの時間に調べ物をしたり、在宅ワークをされたり。これまで「料理をする」だけだったキッチンが、家族のコミュニケーションを生み出したり、自分の時間を過ごせる素敵な空間に生まれ変わりました。

LDKをできるだけ区切らず開放的な空間に仕上げたため、リビング・ダイニングからの光がキッチンにも差し込み、フロア全体が明るくなりました。

アイランドキッチンとスムーズな動線でつながるダイニングは、家族が食事をするだけでなく奥様が趣味の鞄づくりを楽しむ空間としても活躍。夜にテレビを見ながら鞄づくりの作業をするのがしあわせな時間だそう。

リフォームを検討される際のもう一つの希望は「庭で育てているバラを室内からも眺めたい」ということでした。そこで庭に近い南面にリビングを移動させ、壁の一部にスリット窓を新設。リビングでのんびりくつろぎながら、庭のバラを楽しむことができます。愛猫のとらちゃんもここから外を見るのが大好きだそうです。

空間のデザイン性にもこだわり床材は白に近いカラーで統一。奥様が選ばれたインドアグリーンが美しく映えるスタイリッシュな空間に仕上がっています。キッチン上部の下り天井には、調光・調色タイプの関節照明を設け、全体にやわらかな光を広げる工夫を加えました。

LDKをスタイリッシュに一新されるにあたり、トイレと洗面の内装にもこだわられたN様。アメリカのドラマに出てくるおしゃれなインテリアを参考に、トイレと洗面には印象的なブルーの壁紙を採用。トイレはタンクレスにして清掃性にも配慮されています。

洗面台は洗濯機と位置を逆にすることで、三面鏡を設置できるように。身支度がスムーズになり、収納量も増えたとお喜びです。