日々の暮らしの中で集まった望みをすべて叶える15年目のリフォーム
静岡県S様宅| ハイムbj 築15年

リフォーム内容



お客様 |S様
建物タイプ|ハイムbj
築年数 |15年
家族構成 |夫(40代)、妻(40代)

施工会社|セキスイファミエス東海(株)
施工期間|約60日間

※地域の条件・住宅のタイプ・建物の仕様によっては、同じように対応できないケースもあります。
リフォームのきっかけ
家を建てて10年が過ぎた頃、キッチン扉の劣化が気になり始めたことがリフォーム検討のきっかけでした。扉だけの補修も考えましたが、実際に暮らすうちに「こうしたい」という思いが募り、リフォームするという選択肢も考えるようになったそうです。ちょうどその頃、妻M様の海外赴任が決定。赴任先で住まいのあり方を考える時間を持てたことも大きな契機になりました。帰国後、15年定期診断のタイミングで、今のライフスタイルに合わせた住まいにリフォームすることを決断されました。


リフォーム後の暮らし
キッチン・パントリー
閉じた対面キッチンから2人でゆったり使えるL型へ

2008年に20代で家を建てられたS様ご夫婦。当時のご夫婦の理想を形にした住まいでしたが、共働きで多忙なお2人が暮らしていくなかで、「こうしたいな」という明確な要望がいろいろ見えてきたそうです。
その1つがキッチン。2人で食事の準備をすることが多いため手狭に感じるように。さらに妻のM様曰く「ダイニングからキッチンへ回り込む動線なので、食事中にちょっとしたものを取りに行くのが面倒でした」。

そこで、キッチン内に同時に2人が入っても動きやすく作業スペースもゆったりしているL型キッチンを採用。ダイニングテーブルをキッチン横に並べることで配膳もしやすくなりました。
「以前は2人居ると窮屈だから、どちらか作業している時は終わるのを待つこともありました。今は一緒にキッチンに立てるので料理が楽しくなりました。それに食事中にちょっと小皿が欲しいと思ったら、振り返れば手が届くのでラクですね」と教えてくださいました。

「平日は買い物に行けないので、まとめ買いができるパントリーが絶対に欲しかった」とS様ご夫婦。食材のストックはもちろん、キッチンで必要なこまごましたものや、使用頻度の少ない家電製品もすべてパントリーに収納し、キッチンはいつもすっきり。「以前は置き場所が決まっていなくてあちこちに置いてしまい、いざ必要な時に探さないといけないこともありました。今は定位置を決めて見やすく収納できているので、探すこともありません」
書斎スペース
階段下を「在宅ワークが楽しくなる」書斎スペースへ

コロナ禍を経て、在宅ワークが増えたご夫婦。以前は2階の居室を2人で一緒に使っていましたが、リフォームの検討が進むうちに「階段下を書斎に」というアイデアが浮上。空間の取り方や補強の方法、魅せ方などを設計担当者と吟味を重ね、妻M様の理想の書斎が完成。あえて垂れ壁で囲うことで“こもり感”を演出。仕事もはかどるようになったそうです。
デスク正面のマリメッコの壁紙は大のお気に入りだそう。また、奥にはご自身の出張用スーツケースとプリンターをぴったり置けるよう棚を造作し、機能的な空間に仕上がっています。「在宅ワークが楽しくなりました。キッチンがそばなので休憩時間にはお茶もすぐ飲めるし、軽く料理の下ごしらえもできます」と笑顔で話してくださいました。
洗面室
忙しい朝の身支度も、自分専用スペースでゆったりと

共働きのS様は朝の出勤時間がほぼ同じで、これまではシンクの前で重なり合うように身支度をすることも。そこで洗面幅が広くとれるようプランニングし、シンクやタオル掛けはそれぞれに設けました。大きな1枚鏡は、忙しい朝に立ったまま使うときも、入浴後に座ってゆったり髪を乾かすときも、ご夫婦共にちょうどよい高さになるよう設計。ドライヤーの使いやすさも追求し、カウンター下に専用の収納を造作しています。
今ではそれぞれのスペースができたおかげで、忙しい朝も心の余裕を持てるようになったそうです。
脱衣室&ウォークインクローゼット
洗濯からしまうまでが一直線。大幅な時短を実現

今回のリフォームでもっとも変化が大きかったのが洗濯に関する家事だそう。以前は「1階で洗濯して2階まで干しに行くのが負担で洗濯乾燥機に買い替えましたが、結局、乾いたものはリビングで畳んで2階へしまいに行かなくてはなりませんから、負担は残ったままでした」。そこで、洗濯ものをさっとしまえるように洗濯乾燥機のすぐ横にウォークインクローゼットを配置。
ここでこだわったのがハンガータイプの収納をたくさん設けること。「乾燥まで終わったらハンガーにかけて吊すだけです。シワが気にならないアンダーウェアなどは畳まず、引き出し代わりの収納ボックスにポンポン入れるというルールにしたので、時間が大幅に短縮できました。最近ではポンポンと衣類をしまいながら、むしろ楽しいと感じるときもあるくらい」と嬉しそうに話してくださいました。
まだまだあります!
リフォームの「いいね!」

洗面台はすべてオリジナル造作。奥にコンセントを設け、使う度に抜き差しの手間をなくしたカウンター下のドライヤー専用収納は、設計担当者のアイデア。

玄関収納は、玄関とウォークインクローゼットの両側から出し入れ可能な設計。以前は出張から戻ると玄関にスーツケースがしばらく置きっぱなしになっていたそうですが、今はここにさっとしまえます。

トイレと洗面室にはそれぞれに天井高まである収納を設けられ、連続した空間が一体感のあるデザインに仕上がっています。収納にはトイレットペーパーや洗剤などのストックはもちろん、洗面まわりで使う細々したモノもすべて納まっています。

「数年前から夫婦で日本酒にはまって、旅先でお土産に買うことが増えました。冷蔵庫に入りきらなくなって日本酒セラーを置きたいというのもリフォームで叶えたかった要望の1つ」と語る夫のN様。購入予定のセラーの寸法を測ってプランに盛り込みました。
担当が語るポイント

どこに何を置くか、何をしまうかなど、すべて具体的に決めておられたので、私はいかに実現するかに集中することができました。LDKはキッチン内でご夫婦が動きやすく、かつリビングの開放感も確保できるスペース配分を最後まで綿密に計算し、L型キッチンの配置を決めています。もっとも苦労したのが階段下の書斎です。スペースを最大限に活かすために壁をくり抜くような設計で、構造の検討に時間をかけました。また築15年でのリフォームだったので、利用できる部材は移設するなど、できるだけ既存のものを活かし、コストを抑える工夫もしています。

お客様の声

「リフォームして掃除の意識が高まりました。モノが必要な場所に収納されているので、常に片付いた状態を維持できます。片付いていると掃除がしやすいし、心に余裕もできました。家をキレイに保ちたいという気持ちが強くなりましたし、家で過ごすのが本当に快適で嬉しいです」(妻のM様)
「キッチンで食事を一緒につくって食べる機会が増えました。日本酒セラーのおかげで、家でもいろんなお酒が楽しめるので、外食は減りましたね。以前はリビングで過ごすことが多かったけれど、今はダイニングでゆっくり食事を楽しむ時間が増えました」(夫のN様)
リフォームスケジュール
リフォームのきっかけとなったキッチン扉の劣化の後、すぐに妻のM様の2年間の海外赴任が決まります。赴任中は1人の時間が多く、ゆっくり理想の間取りについて考えられたことで、それまで抱いていたリフォームへの想いが具体化できたそうです。

※工期はリフォームの規模等の条件により異なります。