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冬のお手入れ

玄関(ドア・たたき)の掃除

ふだんから掃除しているつもりでも、見落としがちなのが、ドアの汚れやたたきの黒ズミ。
年末はちょっと念入りにお掃除し、ピカピカの玄関で気持ちよくお正月を迎えましょう。

Point1 木製玄関ドアのお手入れ

木製ドアは、ホコリを拭き取りワックスを。 ダメージを受けやすい外側は念入りに。 部分的な塗装のはがれはニスを塗って応急処置。

木製ドアは湿気に弱いため、から拭きが原則。まず、乾いた布でホコリや汚れを拭き取り、その後、上図のように玄関ドア用ワックスを布のほうにスプレーし、ドア全体にすり込むように塗ります。美しいツヤがよみがえり、汚れも付きにくくなります。

 

ドアの外側、特に下の部分は日光や雨が直接当たるため、傷みやすいところです。ワックス塗布後、5分以上経って完全に乾いたら、もう一度同じ手順で重ね塗りしておきましょう。ドアの表面がしっかり保護され、傷みにくくなります。

 

ドア全体の塗り替えはプロにおまかせすることをおすすめしますが、一部だけ塗装がはげて目立つ場合は、応急処置として、ドアに似た色のニスを塗れば目立たなくなります。ホコリや汚れを拭き取り、サンドペーパーで表面をなめらかにしてからニスを塗ります。

Point2 金属製玄関ドアのお手入れ

金属製ドアのホコリや汚れは水で拭い取ります。 水だけで落ちない汚れは中性洗剤で落とします。 ワックスを塗ってピカピカに仕上げます。

金属製ドアは木製ドアほどデリケートではないので、水洗いも可能。やわらかな布かスポンジに水を含ませ、軽く絞ってホコリや汚れを落とし、最後に乾いた布で拭きます。ホースで水をかけるとガラスの隙間などから水が入り込むため、スポンジ等を使ってください。

 

金属製ドアにこびり付いた手アカや、車の排気ガスなど油性の汚れは、中性洗剤を水で薄めた液をスポンジに付けてこすり落とします。その後、洗剤を水で洗い流し、最後に乾いた布で水気を拭き取ります。固いものでゴシゴシこすると傷が付くので、ご注意を。

 

金属製ドアも仕上げにワックスを塗ると、ツヤが出て見違えるように美しくなり、鍵穴周囲などに付いた細かい傷も目立たなくなります。乾いた布にワックスをスプレーし、薄く塗り広げます。さらにから拭きをすると、ムラなくキレイに仕上げられます。

Point3 たたきのお掃除

ゴミを取り除いてから雑巾やモップで拭き掃除。 落とせない汚れは専用のクリーナーで。 樹脂ワックスを塗って仕上げます。

ゴミや砂はホウキで掃き出すか、または上のように掃除機に厚めの紙を巻いた「使い捨てノズル」で吸い取ります。その後、固く絞った雑巾またはモップでキレイに拭きます。玄関たたきは日陰で乾きにくいため、できるだけ水を流さず、拭き掃除で仕上げましょう。

 

拭いただけでは落とせない黒ズミは、水で薄めた床用クリーナーをデッキブラシなどに付けてこすり落とします。その後、濡れ雑巾で拭き取るか水で洗い流しますが、水を流した場合はすばやく拭き取り、扇風機などで風を送って乾かしてください。

 

たたきが完全に乾いてから石床専用の樹脂ワックスを塗っておくと、ツヤが出るうえ汚れも付きにくくなります。ワックスは、表面の凹凸や目地にも入り込むようていねいに塗るのがコツ。また、重ね塗りをすると皮膜が厚くなり、より美しくなります。

ここに注意!
  • ●木製ドアは湿気を嫌うため、水拭きは避け、から拭きしてください。
  • ●木製ドアには、専用の玄関ドア用ワックスを使ってください。その他のワックスや洗剤、化学雑巾などを使うと、木質を傷めたり、変色を招く恐れがあります。
  • ●玄関たたきには、できるだけ水をまかないでください。カビやタイルはがれの原因になります。濡れた傘も、直に置かないようにしましょう。
お手入れや点検・交換の目安
木製ドア 週1回から拭き、月2回ワックスがけ。
4〜5年で塗り替え、10年程度で取り替え。
金属製ドア 汚れたら水洗い、月1回ワックスがけ。8〜10年で塗り替え。
こんなときはファミエスへ

木製ドアの塗装が傷んできたら、再塗装でリフレッシュできます。傷みが激しい場合はお手入れがラクな金属製ドアへの交換もできますので、お気軽にファミエスまでご相談ください。

知ってると便利
「玄関ドアのスピード調整」

玄関ドアは、ドアチェッカーの働きで2段階または3段階のスピードで閉まるようになっています(下図は2段階の例)。油圧で作動するため、冬はやや遅く、夏はやや速くなりますが、ドアチェッカーのネジを回せばスピードが調整できます。寒くなり「遅くなってきたな」と感じたら、お手元の「お手入れ読本」を参考に調整してください。

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